ナマリキリガ
Orthosia satoi
●分布:北海道,本州
●成虫の出現時期:4月
鉛のような渋い灰色の春キリガ。”ナマリ”と付く蛾はどれも個性的で美しい種ばかり。キンイロキリガと同じく春キリガの中では発生が遅く、東北地方では4月末から5月にかけて見られる。毎年安定して得られる場所が少なく、なかなかの難関。Orthosiaの中では見たことがある個体数は最も少ない。
写真のものは、仙台市郊外の無人駅に飛来していた個体。2019年は当たり年だったようで外灯巡りのみで3回出会ったが、春期にライトトラップを何度も行った2020年、2021年は一度も出会えなかった。年による個体数の変動がかなり大きい種のようである。
▲写真1:2019年4月29日、宮城県仙台市
ヤガ科5 (Noctuidae5)
昆虫類 (Insects)
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