シロスジキンウワバ
Diachrysia zosimi
●分布:北海道、本州、九州
●成虫の出現時期:6~8月
●食餌植物:ホザキシモツケ,ナガボノシロワレモコウ
超美麗種として知られる北方系のキンウワバ。ワレモコウ類の生育する湿地や草原に生息する。前翅は緑がかった金色を帯び、コヒサゴキンウワバやキクキンウワバなどの同じく金色に輝く類似種よりも、遥かに輝きが強い。光の当たる方向で輝きが変わり、思い通りに撮影するのは難しい。写真1と写真2は同じ個体だが、光の当て方の違いでここまで輝きが異なる。
北海道と青森県では産地が少なくないが、岩手県と秋田県では生息地が少なく県のレッドリストに選定されている。中部地方や九州の草原地帯にも分布する。青森県では六ヶ所村の湿原周辺でライトトラップをすると飛来した。周辺には食草のナガボノシロワレモコウがたくさん見られた。
▲写真1:2021年6月21日、青森県六ヶ所村
▲写真2:2021年6月21日、青森県六ヶ所村
▲写真3:2022年7月25日、北海道猿払村
▲写真4:2022年7月25日、北海道浜頓別町
▲写真5:2022年7月25日、北海道猿払村
ヤガ科2 (Noctuidae2)
昆虫類 (Insects)
Home