シロシタバ
Catocala nivea nivea

●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:7~10月
●食餌植物:ウワミズザクラ

前翅,後翅ともに美しいカトカラの一種.ムラサキシタバと並ぶ日本産カトカラの最大種.英名はSnowunderwingととても洒落た名前.前翅には地衣類を模したような灰色地に薄緑色の斑紋が散りばめられており,非常に美しい.地衣の多くついた樹皮にうまく溶け込む姿が想像できる.
後翅は純白地で美しい.コシロシタバ,オオシロシタバなど他の○○シロシタバと呼ばれる種がどちらかというと黒地であるのに対して,日本産の種では本種のみが白地.
低山から山地まで幅広く分布しているのでレア度は高くないが,1年に1度は出会っておきたいとても良い蛾.

▲写真1:


ヤガ科2 (Noctuidae2)
昆虫類 (Insects)
Home