オオシロシタバ
Catocala lara lara

●分布:北海道〜九州
●成虫の出現時期:7〜9月
●食餌植物:シナノキ

後翅が美しいことで有名なカトカラの仲間だが,本種の後翅は白い筋が入るだけでかなり地味だ.しかし,前翅の模様は結構味わい深く,サイズもカトカラ全体を見てもムラサキシタバ,シロシタバに次ぐ3番手の大型種である.
山地性のカトカラで,本州ではやや少ないが北海道ではかなり多いという.夏の北海道へ行ったときは,大量発生していたオニベニシタバに次いで最も多く見たカトカラが本種だった.岩手県ではシナノキが多い割には本種を見る機会はそこまで多くなく,シナノキが普通に生えるポイントで他の蛾に混ざってたまに見る程度である.

▲写真1:2019年7月,岩手県宮古市


ヤガ科2 (Noctuidae2)
昆虫類 (Insects)
Home