ゴマシオキシタバ
Catocala nubila

●分布:北海道南部~九州
●成虫の出現時期:7~10月
●食餌植物:ブナ,イヌブナ

ブナ林に現れるカトカラ.移動性が高いらしく,ブナがないような場所でも見かけることがある.同じくブナを食餌とするヨシノキシタバに比べると個体数が圧倒的に多く,かなり見かける機会が多い.前翅の模様は非常に変異が大きい.
写真の個体は8月上旬に盛岡市の高原に飛来した.この高原にはブナ林も隣接しており,そこから飛来したのでしょう.前翅に欠けはあるものの,まだ出始めで美しい個体だ.これまで秋に擦れた個体しか見ていなかったので,最初は種類が分からなかった.他に山梨県の標高600mほどの峠でも見たことがある.周辺にブナはないような場所だったので,高所から降りてきたのではないかと考えられる.

▲写真1:2019年8月,岩手県盛岡市


ヤガ科2 (Noctuidae2)
昆虫類 (Insects)
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