マツバニンジン

マツバニンジン
Linum stelleroides

●撮影:2018年9月,愛知県 

●キントラノオ目 Malpighiales   アマ科 Linaceae 
●分布:北海道~九州の草原や岩礫地
●開花時期:8~9月

かつて全国的に分布していた植物だが,生育環境である草原の衰退に加えて盗掘により,現存する産地は全国に数か所となってしまった.現在は,絶滅危惧IA類の超希少植物で滅多に出会えない植物.午前中の晴天時に限り開花し,午後には落ちてしまうため,せっかく見に行っても花を見れない場合もあり,観察ハードルが高い植物.

現在,所属している研究所がある柏市十余二はかつて本種の一大産地であったらしいが,現在は全く見られない.過去には全国に見られた植物だったようなので,工事などの攪乱によって出来た荒れ地などで何かの拍子で復活することもあるかもしれない.

写真のものは,愛知県の自生地にて観察することができた.一日目はあいにくの雨で花は開かなかったが,二日目のリベンジでは一度に5つの花が咲いてくれた.同時にこれだけの数の花をつけることは中々ないという.

この自生地を観察し続けている方によると,この場所のマツバニンジンは盗掘によって最後の一株になってしまったとのこと.貴重な植物が見れた喜びよりも,もうすぐこの自生地も失われてしまうのだろうかという寂しさの方が大きかった.

●撮影:2018年9月,愛知県 


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