モミジガサ

モミジガサ
Parasenecio delphiniifolius

●撮影:2019年8月,岩手県岩泉町

●分布:北海道~九州
●花期:8~9月

長い花茎を伸ばして開花する.花の雰囲気はヤブレガサやタイミンガサに似ている.若い芽はしどけと呼ばれ,山菜として利用される.

三陸ではヤブレガサやタイミンガサに比べると少ない.センター付近で本種が採れる場所は1か所しか知らない.生育地が北斜面にある谷であるためか,ヤブレガサよりも1~2週間遅れて芽が出る.この場所は,谷沿いのスギ植林伐採地で他にもミヤマイラクサやクサソテツなどの山菜がとれたり,ジャコウソウやシデシャジンなどあまり見かけない植物も生えるちょっと面白い場所である.

山菜の王者とも呼ばれるだけあって,ヤブレガサよりも美味.ヤブレガサよりも風味が若干強く,茎が太いため瑞々しい.

採りごろの芽だし.

このくらい成長しても美味しく食べられる.


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