マルバダケブキ

マルバダケブキ
Ligularia dentata

●撮影:2019年6月,岩手県花巻市

●分布:本州,四国
●花期:5~9月

山地に生えるメタカラコウ属の多年草.初夏~晩夏にかけての比較的長い時期に花が見られる.中部地方では標高1,000m以上の山地帯上部に生育するイメージだが,東北地方では仙台市の青葉山や花巻市の胡四王山では標高100mほどの低地でも見られる.

三陸では種差海岸や浄土ヶ浜の海岸部にも生育する他,山地にかけて標高800 m程度まで普通に見られる.鹿が好まない植物のため,南アルプスやその周辺ではマルバダケブキだけが食い残されて不気味に繁茂する群落が成立していることもある.鹿が激増している三陸でもいずれこのような景色が見られるのだろうか.

東北のマルバダケブキは,信州のものと比較して全体的に小型で,花に赤みが少ない.また,花期も信州では7~8月に対して,東北では6~7月頃である.


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