コハマギク

コハマギク
Chrysanthemum yezoense

●撮影:2018年10月,青森県種差海岸

●分布:北海道〜茨城県の主に太平洋側
●花期:9〜11月

三陸海岸を代表する野菊はハマギクだが、同じ時期にもう一種コハマギクが咲く。どちらかというとキク属の本種のほうが正統な野菊だが、ハマギクに比べると花が小さいのであまり知名度は高くない。北海道の太平洋側にも分布し、ハマギクよりも分布域はだいぶ広い。

海岸の最前線に咲くハマギクと違い,本種はもう少し陸側にひいた海岸草原やマツ林の林床に生えることが多い。系統的には石灰岩地に多いイワギクと近縁であることが知られている。

青森県尻屋崎の海岸では、強風を受けるためか地を這うように生えていた(写真2、3)。この場所のコハマギクは、ハマギクかと思うほど花が大きかった。

▲写真2:2021年10月16日、青森県尻屋崎
▲写真3:2021年10月16日、青森県尻屋崎
●撮影:2019年10月,青森県種差海岸


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