キジカクシ
Asparagus schoberioides
●分布:北海道~九州
●花期:5~6月
山地草原や海岸草原に分布するキジカクシ科の多年草.アスパラガスの仲間で,本種の芽も食用になる.葉は退化しており,膜質鱗片状で茎に張り付いている.細い葉のように見えるものは葉状枝で,3~7本が束生する.石灰岩地の日当たりのよい岩壁にもしばしば見られる。
写真1、2のものは、日本海を望む海岸草原にて,他の草に寄りかかるようにして生育していた.蕾がたくさん付いており,残念ながら花の時期には少し早かったようである.
[観察手記 写真4、5]
春、糸島市姫島の玉石海岸を歩くとアスパラガスによく似たキジカクシの芽生えが見つかった。味見してみると、筋っぽいアスパラだなと感じた。細いので食べ応えもない。ここのものは葉が長くオオバスギカズラとすべきかもしれないが、ここでは分けていない。