ミヤマトウキ

ミヤマトウキ
Angelica acutiloba subsp. iwatensis

●撮影:2020年7月,秋田駒ケ岳

●分布:本州中部以北,北海道

高山帯の砂礫地や草地に生えるセリ科草本.イワテトウキとも呼ばれる.シシウド属らしく大きな花と太い茎をもつが,背丈はイブキゼリモドキやミヤマセンキュウと変わらない.小葉は細かく分かれず,先端が尖る.よく似たミヤマゼンコは葉の切れ込みが細かい.

秋田駒では風衝の激しい礫地でコマクサやイワテハタザオ,タカネスミレと混生しているものが多い.しかし,これらの植物よりも出現環境は幅広く,写真のような高山植物群落の草地にも出現する.


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