マルバオモダカ

マルバオモダカ
Caldesia parnassifolia

▲2019年8月10日、青森県つがる市

●分類:オモダカ目 Alismatales オモダカ科 Alismataceae
●分布:北海道~九州
●花期:7~9月

湖沼や湿地に生える浮葉~抽水植物。葉の形はトチカガミに似て丸い。沈水葉ではより細長くてハート形。花はオモダカのものよりも小さく、花弁の先はギザギザになる。

絶滅危惧Ⅱ類の植物であるが、津軽地方の湿地帯ではまだ普通に見られる。晩夏には沼の端が干上がり、長靴がなくても間近で観察することができる。山形県や秋田県のジュンサイ沼では厄介者として扱われている。

▲2021年9月23日、山形県村山市

山形県のジュンサイ群生地では、ジュンサイ、ヒツジグサ、ミズオオバコ、タヌキモ類に混じって本種も見られた。ハート形のものがマルバオモダカの浮葉。


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