各年度に出会えて嬉しかった生き物を紹介します(蛾編)。環境が大きく変わり、初見の種に大量に出会うことができた年でした。それだけでなく、続く2023年、2024年よりも引きが良く、九州でも珍しい蛾を数多く開拓できました。
|
エグリイチモジエダシャク(2022年4月) 特に珍しい蛾ではないですが、新天地九州で初めて出会った蛾ということで。でも、桜餅のような独特な色合いは好きな蛾です。 |
|
マエジロツトガ(2022年4月) 九州で最初で見た珍品系はおそらく本種。九州に移ってから最初の土日、せっかくなので有明海でも見に行くかと行ってみると、ヨシ原を飛んでいる本種を見つけました。普段なら無視していたかもしれないが、偶然、直前に本種のことを知ったので気づけたのですよね。 |
|
ボタンヅルナミシャク(2022年4月、2023年3月) 九州で見た第2の珍品。九州へ移る前から気になっていた草原でライトトラップをしてみると、何かよく知らない蛾が飛来。調べてみると本種でした。大陸性で、国内でほとんど記録のないナミシャクですが、ここでは名物のようです。写真は2023年の春に撮影したものです。 |
|
ネジロシマケンモン(2022年6月、島根県) 三陸名物のネジロシマケンモン。色々な場所で本種を見つけているので、国内で最も多くの産地を知っている自信がある。だけど、まさか岩手県外、中国地方で本種の産地を見つけるとは思わなかった。どれだけ本種に愛されているのか... |
|
ハイイロネグロシャチホコ(2022年7月) 7月に出会った大珍品。見つけた当時、ネグロシャチホコの仲間はフタジマとホソバしか見たことがなかったので、これが初見のオオネグロシャチホコかと思っていた。後ほど、よく見てみると思わぬ大物であった。この年に見た蛾の中でも、未だに再現性のない大珍品。 |
|
ギンスジアカヤガ(2022年8月) 九州に移る前から、ずっとこの蛾を見に行きたかった。こんなに良い蛾なのに、2022年までほとんど誰も生体写真をあげていなかったのが不思議です。8月最終日の草原、ライトを置くとすぐに多数の個体が飛来し始めました。良い蛾すぎて感動。 |
|
ギンモンセダカモクメ(2022年8月) あおもり昆虫記や蛾色灯で見てからずっと見てみたかった憧れの蛾との出会い、なのですが...今年は他にも良い蛾と出会いすぎて本種との出会いも霞んでしまった。草原を歩いているとブンブンと羽音が聞こえ、思いのほか力強い蛾で驚いた。 |
|
アオモンギンセダカモクメ(2022年9月) 一生出会えると思っていなかった憧れの蛾、九州西部では割といるようでこの草原にはいるのでは、と |