モモスズメ
Marumba gaschkewitschii echephron

日本全国で都市部から深い山まで幅広く普通に見られるスズメガです.近縁種のクチバスズメやヒメクチバスズメよりも,翅色が濃く横線が淡く見えます.名前の由来は,桃色の後翅を持つことからか,桃を食べるからかどちらなのでしょうか.
ホストはバラ科樹木が知られており,植栽されたサクラやウメからも発生しているようで,都市部でも見ることができる数少ない大型蛾の一つです.それゆえド普通種中の普通種で,あまり見向きされないスズメガです.
関西ではオオシモフリスズメ,ウンモンスズメに次いで春の終わりに現れるスズメガで,本格的な初夏の蛾シーズンへの到来を告げる蛾と感じています.

▲写真1:


スズメガ科 (Sphingidae)
昆虫類 (Insects)
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