●分布:本州関東地方以西、九州
●花期:9~11月
日当たりの良い乾いた岩場に生育するイワレンゲ属の多年草。花が咲くとその株は枯れる。葉は多肉質で、粉白色を帯びる。アオノイワレンゲやゲンカイイワレンゲでは、葉は粉白色を帯びず透明感がある。海岸近くの岩上や古い民家の瓦屋根や茅葺屋根に生育する。分布は広いが、各地で非常に少ない植物。
本種の自生地はゲンカイイワレンゲの自生地にも近い場所にあるので同じ日に見に行ってみたが、ゲンカイイワレンゲが花の盛りだったにも関わらず、本種はすっかり終わっていた。立地の関係だろうが、本種のほうが少し早いようだ。また、イワレンゲのほうはかなり数が少なく、咲き残りを見つけることもできなかった。
▲写真1:2022年12月4日、山口県下関市
▲写真2:2022年12月4日、山口県下関市