エゾノチャルメルソウ
Spuriomitella integripetala

●分布:本州北部,北海道
●花期:6月

沢筋の岩場に生育する北方系のチャルメルソウ属植物.他のチャルメルソウ類とは異なり,花弁はシンプルな糸状で櫛毛状にはならない.幅の広いほうが萼片.萼片,花弁は反り返る.コチャルメルソウよりも毛は少ない.岩手県では北上高地の明るい沢沿いでたまに見られる.
2021年,エゾノチャルメルソウ属Spuriomitellaが新設され,維管束植物における15番目の日本固有属となった.

●目撃記録
2020年5月,岩手県住田町標高約600m沢筋の岩上
2020年6月,岩手県岩泉町標高約1,000m沢筋の岩上

▲写真1:2020年5月、岩手県住田町


ユキノシタ目 (Saxifragales)
植物 (Plants)
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