●分布:北海道~九州,屋久島
●花期:4~5月
谷沿いの半日蔭に生えるサンショウ属の落葉低木.葉をもむと,いわゆる山椒のすがすがしい香りがする.新芽や若葉,果実が香辛料として利用される.葉は互生し,奇数羽状複葉.イヌザンショウよりも鋸歯が目立つ.本種では棘が対生するが,イヌザンショウでは互生する.
春の低山で若葉を見つけるとお吸い物に入れてみたくて採取するのだが,吸い物などあまり作らないので使えず仕舞いである.
▲写真1:2020年4月,岩手県大槌町
▲写真2:2020年4月,岩手県大槌町