アイタケ
Russula virescens
夏に広葉樹林の林床に発生する青緑色のベニタケの仲間.傘が開くと表面がひび割れる.肉やひだの色は白色.近縁なものにフタイロベニタケがあるが,そちらは中心が緑色で周辺が赤色になる.本種は一応食用であるが,ベニタケの仲間なのでやはり食感はぼそぼそとしている.
学部時代の大学構内には,毎年発生していた.修士時代に住んでいた東葛地方でも,公園内の雑木林で毎年見られた.特徴的な見た目なのでキノコを探し始めた時には憧れの種になりがちだが,個体数は多いのでキノコのよく出る場所に行けば,意外とすぐに見られるキノコである.
▲写真1:2015年8月,大阪府豊中市
ベニタケ目 (Russulales)
菌類 (Fungi)
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