オオタカネバラ
Rosa acicularis

●分布:本州中部以北~北海道
●花期:6~7月

バラ科の高山植物で、主に日本海側の亜高山~高山帯で見られる。花はハマナスより少し小さいが、本種の花も同じくらい美しい。高山植物ではあるが、地下から吹き出した冷気が溜まる風穴地にもよく出現する。写真2の花は大館市の長走風穴で見たもの。わずか標高200 mほどに、本種やゴゼンタチバナ、ナンブソウ、コケモモなどが見られる。八幡平よりも高密度で繁茂しており、本来の生育環境はむしろ風穴地なのではとも思ってしまうほどだった。
近縁のタカネバラは葉に丸みがあり,花の径もひと回り小さいとされている.オオタカネバラよりも,乾燥した岩場や蛇紋岩地を好む.

▲写真1:2018年7月15日、八幡平

▲写真2:2019年5月、秋田県大館市


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