コバノフユイチゴ
Rubus pectinellus

●分布:本州~九州
●花期:5~7月

山地のやや薄暗い林内に生えるキイチゴ属の常緑低木。葉は丸くマルバフユイチゴとも呼ばれる。葉の形態や花期が初夏であることなどから、他のキイチゴ類と混同することはないだろう。他のフユイチゴは冬に果実をつけるが、本種は夏頃。
フユイチゴの仲間では最も北まで分布しており、東北地方でも三陸沿岸には分布しないが、それ以外の地域ではたまに見られる。男鹿半島の山中や上北地方の湿地畔の林内で見たことがある。

▲写真1:2022年7月2日、佐賀県吉野ヶ里町


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