カライトソウ
Sanguisorba hakusanensis

●分布:本州中部地方
●花期:

中部地方の日本海側の山地に分布するワレモコウ属の高山植物。早池峰山に分布するナンブトウウチソウに似ているが、本種では花が垂れ下がる。花の長さも2倍ほどある。
白馬岳近く、唐松岳山麓の八方尾根には本種が非常に多く、晩夏には赤紫色の花が咲き乱れていて美しい。八方尾根は蛇紋岩地のため標高1,500 mぐらいから高山植物群落が出現し、低地性のワレモコウと共存している。本種とワレモコウの雑種と考えられるハッポウワレモコウも見られる。

▲写真1:2023年8月31日、長野県八方尾根

▲写真2:2023年8月31日、長野県八方尾根


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