●分布:四国、九州、屋久島
●花期:3~5月
四国、九州に分布するイラクサ科の落葉低木。何といっても枝にびっしりと付く花はインパクトがある。雌雄異株で、写真の花は雄花となる。南西諸島には分布せず、四国の自生地は非常に少ないため、ほぼ九州固有種といえる植物で、春の九州では是非見ておきたい植物。
[観察手記 写真1~3]
九州に移住して最初の週末、早速九州の春の草花を見ることにした。海沿いから山間へ向けて走っている途中、スギ林の中に本種が群生しているのを見つけた。憧れの植物だったので喜んで撮影したが、やっぱよく見ると(良い意味で)キモイ植物だなあと思った。その後、九州の暖地ではたびたび出会う植物であったので、こちらでは珍しいものではないようである。
▲写真1:2022年4月、大分県中津市
▲写真2:2022年4月、大分県中津市