イソノキ
Rhamnus crenata

●分布:北海道~九州
●花期:6~7月

湿地や湿原の際などに生える落葉小高木.見たことないが,乾いた尾根沿いにもあるらしい.葉のつき方はコクサギ型葉序.茶葉のような大変美しい葉をつける(主観です).梅雨頃の時期に白い小さな花をつけるが,完全には開かない.
比較的稀な樹木だが,ハッチョウトンボやサギソウなどがいるような湿原には大抵生えている.写真のものも,ハッチョウトンボを探しに行った湿原でついでに撮影したもの.
クロウメモドキ科の樹木は目立った特徴がなく,他の植物の名を借りた名前(クロウメモドキ,ケンポナシ,クマヤナギなど)がつけられていることが多いが,本種はオリジナルな名前.しかし,磯の木とは一体どういう意味なのか.海岸付近に多い樹木というわけではない.

▲写真1:2020年7月,岩手県西和賀町


バラ目 (Rosales)
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