●分布:
●花期:6月
冷温帯の攪乱地に多いバラ科の落葉高木.全国の山地に分布する樹木で,特に知床半島など日本の最北部でも見られる樹種の一つ.高木になる樹木であるが,亜高山帯で低木状態で生育しているものに気付きやすい.秋に1 cmもないアズキ大の果実をつけることが和名の由来.
岩手県内の高原では,牧草地周辺の潅木林に多く見られた.花には様々な昆虫が訪れていた.北上高地のそれぞれの高原では優占的なバラ科樹木が異なり,袖山高原周辺では本種,早坂高原ではエゾノコリンゴ,区界高原や新山高原ではズミが多かった.
▲写真1:2018年6月,岩手県袖山高原