●分布:関東地方~九州地方
●花期:3~4月
エゾエンゴサクとされていた植物のうち,本州のものはオトメエンゴサクという種に分類されています.エゾエンゴサクと同じく,ヤマエンゴサクよりも花付きが豪華であることの多いです.形態的にも,本種では花の後方にある苞という部分に切れ込みがないことでヤマエンゴサクと見分けることができます.
色は青~紫色が多いようですが,写真のようなほぼ白色の個体もみられるようです.岩手県宮古市のブナ帯にて撮影しました.この場所ではほとんどの個体が写真のように白色の花をつけていました.周辺には同じ春植物のカタクリやフクジュソウが見られました.
▲写真1:2018年4月、岩手県宮古市タイマグラ