ミチノクエンゴサク
Corydalis capillipes

●分布:東北~北陸地方
●花期:4~5月

北陸~東北地方の落葉樹林で見られる小さなエンゴサク.日本海側多雪地の雪解け後,カタクリやキクザキイチゲ,スミレサイシンなどが咲き誇る春の落葉樹林に咲いている.ヤマエンゴサクやオトメエンゴサクに似ているが明らかに花が小さいのが特徴.花が上を向いてつくのも本種に限られた特徴.
上の写真のものは,山形県のオオミスミソウで有名な低山山麓の公園に生育していた.公園内の割としょうもない草地に生えており、さすが日本海側だと感じた。
写真3のものは秋田県仙北市の春植物群落の有名な湿原で出会った.湿地帯にはミズバショウ・ザゼンソウが咲き,湿地を取り囲むハンノキ林にはミヤマエンレイソウ・スミレサイシン・キクザキイチゲ・カタクリなどが咲き乱れる美しい場所であった.春の陽気の中,湿原入り口で売っていた秋田名物ババヘラアイスを食べながら散策した.

▲写真1:2020年4月、山形県鶴岡市

▲写真2:2020年4月、山形県鶴岡市

▲写真3:2018年4月、秋田県仙北市


キンポウゲ目 (Ranunculales)
植物 (Plants)
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