キバナノヤマオダマキ
Aquilegia buergeriana f. flavescens

●分布:北海道~九州
●花期:6~8月

ヤマオダマキの品種で萼片も含めて薄い黄色をしている.通常のヤマオダマキでは,萼片が赤紫色をしていてオオヤマオダマキとも呼ばれる.両品種は基本的に混生しないといわれる.確かに,隣り合っている姿は見たことがない.中部・関東地方ではキバナノヤマオダマキのほうが多く,東北地方ではオオヤマオダマキのほうがが多いという.岩手県沿岸部においてどちらが多いかは分からないが,少なくとも両方産する.
写真のものは,釜石市の石灰岩壁に生えていたもの.特に石灰岩地を好むわけではないが,同じ植物でも岩場に生えている姿はひと際美しく見える.岩手県沿岸部では,ヤマオダマキと共に山中の道路沿いなどでもよく見かける.

▲写真1:2019年5月、岩手県釜石市


キンポウゲ目 (Ranunculales)
植物 (Plants)
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