●分布:北海道~九州
●花期:7~9月
山地~亜高山の湿った草地に生える草本.亜高山~高山帯では,モミジカラマツとミヤマカラマツも同所的に見られる.モミジカラマツは葉の形状が全く異なるので混同しない.カラマツソウでは小葉の切れ込みは2つだが,ミヤマカラマツでは切れ込みの数が多い.また,カラマツソウには托小葉があること,花糸の先端が膨らまないことなどミヤマカラマツとは異なる点が多くある.
岩手・青森の低地では変種のマンセンカラマツも分布する.カラマツソウでは果実の先端が尖るが,マンセンカラマツでは痩果の先端は丸く切形になる.
▲写真1:2020年6月28日、秋田駒ヶ岳