エゾイチゲ
Anemone yezoensis

●分布:北海道、月山
●花期:5~7月

北海道の低山~亜高山帯に分布するイチリンソウ属の多年草。ヒメイチゲによく似ているが、茎葉はより幅広い。そのためヒロハヒメイチゲとも呼ばれる。花もヒメイチゲのものよりも大きい。
写真のものは、6月下旬、大雪山赤岳への登山口である銀泉台からの登り始めの道で出会った。群生ではなかったが点々と本種が生えており、最初は東北地方でも見慣れたヒメイチゲかと思ったが、そういえばこの辺だとエゾイチゲではなかろうかと思って見直すとやはり本種だった。主に北海道に分布する種だが、本州でもなぜか月山にだけ隔離分布する。月山ではヒメイチゲも分布している。

▲写真1:2023年6月24日、北海道上川町

▲写真1:2023年6月24日、北海道上川町


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