ハンゲショウ
Saururus chinensis

●分布:本州~九州
●花期:6~8月

湿地の樹林やヨシ原の縁に群生するドクダミ科の多年草.マタタビのように開花期に花の下の葉が白くなることが特徴.ハンゲショウは開花を終えると白い葉は緑色に戻る.この点もマタタビとよく似ている.
私は,とある曲の「白い半夏生が 蒼く帰る頃」という歌いだしが非常に気に入っている.梅雨明けに開花して2週間ほどで花が終わり,真夏のちょうど一番暑くなりきった頃を表現するフレーズと解釈される.
秋田県を南下する途中,そういえばこの辺の道中にハンゲショウがある沼があったはず,と立ち寄った沼畔で見ることができた.北東北では本種の生育地がかなり限られており,なかなかお目にかかれない.

▲写真1:2021年7月24日、秋田県


コショウ目 (Piperales)
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