シコクナベワリ
Croomia kinoshitae

●分布:四国
●花期:5~6月

ナベワリに似ているが、四枚の花被片がほぼ同じ大きさとなる点で見分けられる。ナベワリは2枚が極端に小さくなる。分布が狭い種ではあるが、本属では最も正統派にみえる花をつける種かもしれない。
落葉樹林の谷沿いを下ると、点々と本種が生えているエリアに出た。やはり4月中旬はまだ早かったか、蕾をつけている株がわずかにあれど、芽生えの株が大半、花は外したかなと無念の撤収して再び谷を登り始めた。進みが早い株がないかと日当たりの良い斜面上側を探していると、一つだけ開いている花があるのを見つけた。木の根や枝をつかんで斜面をよじ登り、何とか撮影できた。

▲写真1:2023年4月14日、香川県まんのう町

▲写真2:2023年4月14日、香川県まんのう町


ヤマノイモ目 (Dioscoreales)
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