アミメリンガ
Sinna extrema

●分布:北海道~九州
●成虫の出現時期:5~9月
●食餌植物:オニグルミ、サワグルミ

数千種ある国産の蛾の中でも、本種ほどファンシーなカラーリングをした蛾は他にいないのではないだろうか。美麗種の多いリンガ亜科の中ですら異彩を放っている。寄主植物はクルミ類が知られている。成虫は初夏と真夏によくみられる。
蛾を見始めた初期に憧れていた種で、オニグルミが多い河川敷近くの外灯に飛来していたスレッスレの個体に出会えてとても嬉しかったのを覚えている。この時は同じくミーハー蛾のムラサキシャチホコにも出会えたので大満足だった。
岩手県では7~8月にかけてやや普通に見られるが,出現時期は比較的短いので注意が必要である.岩手の河川敷にはオニグルミが大量に生えているが,木の多さの割には個体数が少なく感じる.関西でも出会うことができたが,やや冷涼で落葉樹林が多い渓谷沿いのポイントでのみ出会えた.

▲写真1:2023年4月11日、広島県庄原市

▲写真2:2015年8月、兵庫県宝塚市


コブガ科 (Nolidae)
昆虫類 (Insects)
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