ゴマダラキリガ
Conistra castaneofasciata
●分布：北海道～九州
●成虫の出現時期：10,4～5月
●食餌植物：クヌギ
秋が深まったころ，灯下を彩る越冬キリガの一つ．越冬キリガの中では異色の，鮮やかなオレンジ色をしている．同属の他種は，同じく赤褐色でも若干くすんだ色をしているのに対照的．
また，本属の蛾は灯火よりも糖蜜によく集まることが多いが，本種だけは外灯下でもよく見かける．活動パターンが他の種とは異なっているのではないだろうか．
岩手では，深秋の外灯下でよく見られる常連種．鮮やかな蛾は少なくなる時期なので，見られると嬉しい種の一つだ．なおホストはクヌギが知られているが，岩手県でのクヌギの分布は県南に限られているので，クリあるいはコナラ，ミズナラも食草にしているはずだ．
▲写真1：：2018年10月，岩手県宮古市
ヤガ科4 (Noctuidae4)
昆虫類 (Insects)
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