ヨモギガ
Schinia scutosa

●分布:北海道、本州
●成虫の出現時期:6~9月
●食餌植物:ミブヨモギ,ダイズ,アズキ,トウモロコシ

各所で散発的に得られている草原性の蛾である.中々出会えない蛾だが,宮城県の砂浜海岸に多産地を見つけた.おそらくは多く繁茂しているカワラヨモギから発生していると推察される.
日没後すぐに活動をはじめるが,この時はまだかなり敏感で光を当てるとすぐに地面に落ちたり,飛んで逃げて行ってしまう.9時頃になると落ち着き,カワラヨモギの花にとまっている姿を見つけることができる.これは吸蜜しているのだと思っていたが,カワラヨモギは風媒花なので蜜は出さない.確かに口吻を出したのを見たわけではなかった.一体何をしているのだろうか?
2化ということで初夏にも発生しているかもしれないが未確認である.少なくとも6月上旬に訪れた際には遭遇しなかった.

▲写真1:2020年9月19日、宮城県名取市

▲写真2:2019年9月15日、宮城県名取市


ヤガ科3 (Noctuidae3)
昆虫類 (Insects)
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