●分布:本州近畿以西、四国、九州
●花期:7~8月
低地に稀にみられるシナノキ属の落葉高木。開花は7月上旬頃。花には特徴的なへら形の苞がつく。秋に見つけたときは最初、種子だと思っていた。
前年の秋、とある池の畔に本種の大木が生えていることを確認して、翌夏に花を撮影するのを楽しみにしていた。翌夏、わくわくとそのポイントへ行ってみると、跡形もなく伐採されていた。狭い道路沿いだったので安全上の対処ならしょうがないかと思ったが、どうも池とそのそばの大岩をよく見えるようにするためだけのようだった。大岩の周りもがさっと皆伐しており、自然景観の美しさはまったく感じられない。何がしたいのか不明である。ちなみにこの場所である。https://maps.app.goo.gl/sevFV1hfYfT81tqg7
悲しみに暮れ、周辺を走り回ると、畑地脇の渓流に張り出している木を見つけることができた。玖珠町周辺では少ないながらも点在するようで良かった。
▲写真1:2024年7月7日、大分県玖珠町
▲写真2:2024年7月7日、大分県玖珠町