●分布:四国、九州南部、南西諸島、小笠原
●花期:8~10月
南日本の林縁や草地にせいいくする多年草または半低木。葉は深く3~5裂し、斑入りであることが多い。花は径2 cmほどでフヨウの花を小さくしたような形である。国内には、葉の切れ込みが浅く大型のオオバボンテンカも産する。原産地がはっきりとせず、国内でも在来種ではなく野生化したものと考えられている。しかし、宮崎県や鹿児島県ではレッドリストにも掲載されている。
九州では各地で稀にみられる植物だが、野生馬が放牧された都井岬では、馬に食べ残されるためか大規模に群生している。
▲写真2:2023年10月9日、宮崎県串間市
▲写真3:2023年10月9日、宮崎県串間市