●分布:北海道~九州
●花期:7~9月
湿地や草原に生育するオトギリソウの仲間。国産のオトギリソウ類では、同変種のコウライトモエソウに次いで最も花が大きい。トモエソウという名の通り、花が巴形にねじれる。
写真のものは,岩手県盛岡市のとある湖畔に成立した湿地に点々と生育していたもの.この場所は,夏に大きく水位が下がる点と冬に分厚く結氷することによって植生が疎らな湿地が成立しているのだろう.湿った泥の上にはエリザハンミョウが飛び交い,カモメヅル,クサレダマ,エゾミソハギ,ハッカ,ミゾカクシなどの群落があちこちに見られた.
▲写真1:2018年9月、岩手県盛岡市