ニオイタチツボスミレ
Viola obtusa

●分布:日本全土
●花期:4~5月

タチツボスミレの仲間で,名前の通り花に良い香りがある.また花の色が濃いことが多い.形態的には花弁がまとまっている点,葉の形状がタチツボスミレよりは細長いことで見分けられる。個体数が少なめのスミレだが、野焼きによって維持される草原では多数見られる。
花巻市では、低山にある遊歩道脇の日当たりが良い場所に生えているのを見つけた.タチツボスミレに似ているが、一見して花色が濃いことから本種ではないかと思った.花の匂いを嗅いでみて、本種であると判断したが雑種などかもしれない(写真2)。
平尾台では、野焼き後の草原に見られたスミレ類の中で本種が最も多かった。

▲写真1:2022年4月6日、福岡県平尾台

▲写真2:2019年4月、岩手県花巻市

▲写真3:2022年4月6日、福岡県平尾台


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