●分布：道南～東北地方太平洋側
●花期：4～5月
日本海側に多いオオバキスミレの変種で，主に北海道南部から東北地方の太平洋側沿岸部に見られるスミレ．オオバキスミレは水しぶきがかかるような沢沿いに群生していることが多いが，本変種は比較的乾燥した林縁にも出現する．本変種は根茎が伸びないため，オオバキスミレのような密な群生はせず，疎らに個体間の距離を空けて疎らに生えていることが多い．
大槌町内では沿岸部の雑木林やアカマツ林の林縁で，4月末～5月上旬に見られます．黄色いスミレは珍しいので，よく目立ちます．
▲写真1：2019年4月、岩手県大槌町