トラサンドクガ
‘Euproctis’ torasan
●分布:本州、四国、九州
●成虫の出現時期:5月、7~8月
●食餌植物:クヌギ
初夏と盛夏の2回発生する草原性のドクガ。キドクガやゴマフリドクガに似ているがより小型で、翅色は赤みが強いオレンジ色。メス(写真1)よりもオス(写真2、3)のほうが赤みが強い。触角はオスは櫛毛状、メスは糸状。写真3のオス個体は前翅が破れて後翅が見えているが、このようにオスの後翅はしばしば黒化する。九州では阿蘇周辺の草原地帯でライトトラップをするとよく見かける。また、昼間草原を歩いていると飛んでいる個体を見ることがある。
▲写真1:2022年8月2日、熊本県南小国町
▲写真2:2023年8月15日、熊本県高森町
▲写真3:2022年8月2日、熊本県南小国町
ドクガ科 (Lymantriidae)
昆虫類 (Insects)
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