ヒゴコバイモ
Fritillaria kiusiana

●分布:九州中部
●花期:3~4月

九州中部山地に分布するコバイモの仲間。トサコバイモやホソバナコバイモによく似るが、花被片の模様と葯の色の組み合わせで見分けられる。本種とホソバナコバイモでは花被片の模様が線状で、トサコバイモのような網目状の模様はない。ホソバナコバイモでは葯の色が白色で、本種やトサコバイモでは葯の色は紫色。

いくら九州の春が早いといっても、阿蘇近辺は3月はまだ寒い。本州の山間部と遜色ないほど寒冷な地域だと思う。3月中旬、南阿蘇の山間部の山道を走っていると、ヒゴコバイモの小群落が目に入った。南阿蘇のどこかにあるらしい、とのことでありそうな場所を周ってみると、そのうちの1か所で無事見つけることができた。空気の澄んだ晴天日で、山道からは阿蘇山の雄大な姿も見れた。

▲写真1:2024年3月16日、熊本県南阿蘇村

▲写真2:2024年3月16日、熊本県南阿蘇村

▲写真3:2024年3月16日、熊本県南阿蘇村


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