タブノキ
Machilus thunbergii

●分布:本州~九州
●花期:4~6月

沿海地に多い常緑高木。南日本ではかなり内陸にも生えている。春に黄緑色の花を咲かせる。花被は6裂し、内側の3枚の花被片が大きい。花は雄蕊9本、仮雄蕊3本、雌蕊1本、腺体3本からなる。
多雪地の地這性種を除けば照葉樹の中では最も北上している種の一つで、東北地方でも海沿いにわずかに見られる。北限は青森県西海岸であり、太平洋側でも、岩手県のリアス式海岸の半島部や島にみられる。アオスジアゲハの食樹となり、東北地方でもタブノキの自生地に沿って細々と分布している。

▲写真1:2022年4月16日、長崎県平戸市

▲写真2:2022年4月16日、長崎県平戸市


クスノキ目 (Laurales)
植物 (Plants)
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