タカクマムラサキ
Callicarpa longissima

●分布:宮崎県、鹿児島県
●花期:10月

宮崎県南部と鹿児島県の限られた地域から知られるムラサキシキブ属の落葉低木。高さは4~5 mほどになり、葉は細長く長さ15 cmほどになる。葉には爽やかな良い香りがある。枝には節があって、節から葉や花が出る。開花は10月中旬頃からのよう。幼木の葉はあまり細長くならない(写真3)。
宮崎県南部では、照葉樹林内の渓流に沿った道路沿いに、幼木を含む10数本の小群生がみられた。それほど特殊な環境に生育する植物ではないが、生育地はごく少なく環境省レッドリストの絶滅危惧IA類にランクされている。今後、新たな産地が見つかってほしいものだ。

▲写真1:2023年10月9日、宮崎県日南市

▲写真2:2023年10月9日、宮崎県日南市

▲写真3:2023年10月9日、宮崎県日南市


シソ目 (Lamiales)
植物 (Plants)
Home