●分布:近畿地方、四国、九州、南西諸島
●花期:5~6月
西日本の照葉樹林や低地の岩場などに生育するクマツヅラ科の落葉小高木。葉にはクサギに似た臭いがある。初夏にクリーム色の小さい花を疎らにつける。九州の低地では至る所にみられるが、特に海岸付近の照葉樹林や石灰岩地に多い。エグリトガリシャクは本種を食餌植物とする。
林内で幼木をよく見かけるが、花をつけている木はなかなか見つけられない。黒髪山では、日当たりのよい岩場の周りに花をつけている木が何本も見られた。しかし手元で花を見れる木はなく、橋の上から望遠レンズで撮影した。
▲写真1:2023年5月17日、佐賀県黒髪山
▲写真2:2022年6月24日、宮崎県延岡市
▲写真3:2022年4月30日、長崎県西海市