ヒメアオキ
Aucuba japonica var. borealis

●分布:近畿地方以西~九州

日本海側多雪地に見られるアオキの変種.積雪が多いため,高さ1 mほどにしかならない.アオキよりも葉が細長く,鋸歯は弱い.サイズも小さい.
積雪量の多い日本海側では,本来はもっと暖地に分布するはずの常緑低木が見られ,ヒメアオキもその一つ.雪に埋もれることで冬期に凍結を防ぐことができるためであるとされる.太平洋側のアオキでは,岩手県中部が北限である(植栽や逸出はもう少し北にもあるが).

▲写真1:2020年4月4日、山形県鶴岡市

▲写真2:2020年4月4日、山形県鶴岡市


クロタキカズラ目・ガリア目 (Icacinales・Garryales)
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