アオキ
Aucuba japonica

●分布:近畿地方以西~九州

東北以南の照葉樹林に生える常緑低木。ちょうど目線の高さに花や実がつき、枝も緑色と目につきやすい樹木だ。花は地味な赤紫色で早春に咲く。雌雄異株で、写真の花は雄花。冬~春には暗い森でよく目立つコーヒーの実のような真っ赤な楕円形の果実をつける。
東北森林管理局のサイトによると,北限は岩手県山田町という.どの辺なんだろうか。関東以南ではきわめて普通種で,照葉樹がかなり少なくなる北関東では本種やシロダモ,カクレミノ,ヤツデあたりが最もよく目にする常緑広葉樹になる.これらの樹木は,関東から岩手県くらいまで北上すると見られなくなる.関東以南のスギ植林の下では,耐陰性が強い本種がしばしば大群落を作っているが,このような森は生気が感じられず見て面白い光景ではない.

▲写真1:2019年4月,神奈川県横須賀市


クロタキカズラ目・ガリア目 (Icacinales・Garryales)
植物 (Plants)
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