イヌセンブリ
Swertia diluta var. tosaensis

●分布:本州、四国、九州
●花期:10~11月

溜池畔や湧水湿原などに生えるセンブリ属の越年草。センブリと異なり、葉には苦みがない。センブリは痩せ地に生える背丈の低い植物だが、本種は50 cmほどの草丈になる。花にもしゃもしゃとした毛があり、その根元に蜜腺があるようだ。蟻が集まっているのを見ることがある。
色々な場所で振られていたが、千葉県の小規模な湿地が保全された公園でようやく見ることができた(写真2)。中国地方や九州では、幾つかの溜池畔で見つけることができました。遠くから見てスイラン、ヤマラッキョウ、ホソバリンドウが見えたら本種もあることが多いので、是非じっくり探してみましょう。

▲写真1:2022年11月、大分県中津市

▲写真2:2022年11月、大分県中津市

▲写真3:2018年11月、千葉県


リンドウ目 (Gentianales)
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