ハルリンドウ
Gentiana thunbergii

●分布:本州、四国、九州
●花期:3~5月

草原や湿原に生育するリンドウ属の越年草。フデリンドウに似ているが、根出葉が被針形でより小さく目立たない。花も大きく、色も鮮やかなものが多い。フデリンドウは薄暗い森の中にも出現するが、ハルリンドウはそのような場所にはない。
阿蘇の北外輪では、道路沿いの放牧地脇の草地などで本種が見られた。阿蘇では背丈の低い乾いた草地に多く見られるが、地域によっては湿原にも出現する。鈴鹿山地では、花崗岩質のやせた尾根に生育している。いずれも年中草丈の低い場所で、明るい場所を好む植物のようだ。

▲写真1:2023年4月27日、熊本県阿蘇市

▲写真2:2023年4月27日、熊本県阿蘇市


リンドウ目 (Gentianales)
植物 (Plants)
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