コナラ
Quercus serrata

●分布:北海道~九州
●花期:4~5月

日本の暖温帯を代表する落葉広葉樹.クヌギやアベマキ,アカマツなどと共に人里の雑木林の主要構成樹種.葉を食べる昆虫,種子を食べる動物,樹液に集まる昆虫,菌根を通して強制する菌類など生態系内での役割は多岐に渡っており,非常に多種多様な生物を支える重要な樹種である.
同じような環境に分布するクヌギよりも,高所・北方に広く分布する.三陸では,より北方種のミズナラと混成する.海岸部では両種とも同じくらいかコナラの方が若干多く,標高を上げるとミズナラのみに変わっていく.ミズナラよりも葉は小さく,鋸歯が浅い.

▲写真1:2020年5月11日,岩手県大槌町吉里吉里半島


ブナ目 (Fagales)
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