●分布:北海道~南西諸島
●花期:2~3月
湿地に生える落葉高木。常に水没するような湿地で高木林を形成する珍しい樹木。平野部の湿地林には多いが、山間部には少ない。地域によっては希少で、たとえば三陸沿岸部や都市下して河畔林が失われた地域では少ない。
晩冬、地味な風媒花をつける。雌花は上向きにつく。ヤマハンノキでは雌花は下向きにつく。目線の高さで花を見れることはあまりないが、直近に落ちたと思われる落枝に花がついていて近距離で撮影できた。
三陸にはヤマハンノキがたくさんあるのでハンノキ食の昆虫探しには困らないことが多いが、ヤマハンノキからはあまり発生しないミドリシジミやミヤマキシタバに出会うためには、ハンノキがある低湿地に探しに行く必要がある。
▲写真1:2022年3月、岩手県山田町
▲写真2:2022年3月、岩手県山田町
▲写真3:2022年5月6日、兵庫県神戸市